キャンプスタイルから考えるギアの選び方|自分がしたいキャンプを考えてみる

キャンプの始め方
スポンサーリンク

キャンプを始めようと思ったきっかけは、人それぞれだと思います。

自然の中で過ごしたい。

焚き火をしてみたい。

家族や友人と出かけたい。

あるいは、日常から少し離れて一人の時間を過ごしたい。

前回の記事では、そんな「キャンプを始めたい」と思ったきっかけについて考えてみました。

では、キャンプを始めることを決めたら、次は何を考えればいいのでしょうか。

僕は、いきなりギアを探す前に、

「自分はどんなキャンプをしたいのか?」

を考えてみることをおすすめします。

キャンプ用品を調べていると、「ソロキャンプ」「オートキャンプ」「ロースタイル」「ハイスタイル」といった言葉が出てきます。

ただ、これらは同じ基準で分類されたものではありません。

ソロキャンプは「人数」。

オートキャンプや徒歩キャンプは「移動・運搬」。

ロースタイルやハイスタイルは「過ごし方や姿勢」。

それぞれ違う視点からキャンプを表しています。

だからこそ、キャンプスタイルは一つの言葉だけで決まるものではありません。

「ソロ+オートキャンプ+ロースタイル」のように、いくつかの条件が組み合わさって、自分なりのキャンプスタイルができていきます。

そして僕自身も、最初から今のスタイルを決めていたわけではありません。

まずは「どんなキャンプをしたいか」を考えてみる

キャンプスタイルを考えるとき、僕は次の5つを意識すると整理しやすいと思っています。

  • 人数
  • 移動・運搬
  • 過ごし方
  • 季節・環境
  • 目的

例えば、

「一人でキャンプをしたい」

のであれば、人数はソロです。

「車で好きな道具を持っていきたい」

のであれば、オートキャンプ。

「焚き火の近くで座って過ごしたい」

のであれば、ロースタイルが候補になるかもしれません。

「料理をしっかり楽しみたい」

のであれば、調理のしやすさを優先したギアが必要になるでしょう。

さらに、夏に行くのか冬に行くのか、どんな場所でキャンプをするのかによっても、必要な道具は変わります。

このように考えていくと、ギアを選ぶ順番も見えてきます。

「初心者なら何を買えばいいか」ではなく、「自分は何をしたいのか」から考える。

僕は、そのほうが自分に合ったギアを選びやすいと思っています。

オートキャンプ|「何を持っていくか」を選びやすい

オートキャンプは、車を使ってキャンプへ行き、車で荷物を運ぶスタイルです。

車をサイトの近くまで乗り入れられるキャンプ場なら、徒歩で荷物を運ぶ場合ほど重量や収納サイズを気にせずに済みます。

もちろん、車に積めるからといって、何でも持っていけばいいわけではありません。

荷物が増えれば、積み込みも撤収も大変になります。

僕は車でキャンプに行くことが多いのですが、その理由は単純です。

好きな荷物を好きなだけ積んでキャンプできるからです。

お気に入りのチェアやテーブル、焚き火道具など、「これも持っていこう」と思ったものを積んで出かけられる。

その代わり、帰るときの片付けは大変です。

それでも僕にとっては、多少荷物が増えても、現地で快適に過ごせることのほうが大切でした。

オートキャンプでは、軽さだけを追い求める必要がありません。

寝心地を優先するのか。

調理を楽しむのか。

お気に入りのチェアでゆっくりするのか。

車で運べる余裕を、何に使うのか。

そこからギアを考えてもいいと思います。

徒歩キャンプ・車を横付けできないキャンプ|運ぶ距離が変われば、ギアも変わる

本格的な徒歩キャンプでは、テントや寝具、食料などを自分で運ばなければなりません。

当然、重量や収納サイズは重要になります。

ただ、これは本格的な徒歩キャンプだけの話ではありません。

車をサイトに横付けできないキャンプ場でも、駐車場から荷物を運ぶ必要があります。

僕も、車からサイトまで歩いて5分ほどかかるキャンプ場を利用したことがあります。

5分と聞くと、それほど長く感じないかもしれません。

でも、荷物を持って歩いてみると、重いものや持ちにくいものがよく分かります。

僕の場合、特に大変だったのがクーラーボックスとギアボックスでした。

この経験から、荷物を運ぶ必要があるときは、単純に「軽いギアを選ぶ」だけではなく、

  • 持っていく荷物を減らす
  • 一つの道具に複数の役割を持たせる
  • 食材や調理方法を工夫する

といったことを意識するようになりました。

調理や食材はどうしても荷物が増えやすいので、メニューを工夫して、できるだけコンパクトにします。

ランタンも、持ち運びを考えるとコンパクトなものを選ぶようになりました。

一方で、タープ泊に慣れているなら、DDタープのように使い方を工夫できる道具は便利です。

本格的な徒歩キャンプほどの軽量化をする必要がなくても、運搬距離が長くなれば、荷物の量や持ち運びやすさは重要になります。

つまり、

「何を持っていくか」だけでなく、「一つのギアでどこまでできるか」

という考え方が重要になってきます。

僕自身は本格的な徒歩キャンプを経験しているわけではありません。

ここで紹介したのは、あくまで車を横付けできないキャンプ場で荷物を運んだ経験から考えたことです。

本格的な徒歩キャンプについては、実際に経験した人の情報なども参考にしながら、自分に必要な装備を考えてほしいと思います。

ロースタイル|僕は「選んだ」のではなく、いつの間にかそうなった

ロースタイルは、低めのチェアやテーブルを使い、地面に近い目線で過ごすスタイルです。

地べたに直接座るスタイルも、その一つの形と考えられます。

ただ、ここで僕自身の経験を振り返ると、少し面白いことがあります。

僕は最初からロースタイルをやりたかったわけではありません。

キャンプを始めた頃は、ホームセンターブランドのディレクターチェアとハイテーブルを使っていました。

その後、いろいろなギアを使ってみて、気に入ったものを少しずつ集めていった。

そうしているうちに、気がつけばロースタイルになっていました。

ロースタイルの魅力は、焚き火との距離が近いこと。

チェアに座ったときの目線が低くなることで、焚き火をより近くに感じられます。

レイアウトを工夫すると、秘密基地のような雰囲気になるのも楽しいところです。

一方で、低い姿勢で過ごしていると、立つのが億劫になることもあります。

そして現在は、以前とは少し状況が変わってきました。

腰のことを考えると、長時間ロースタイルで過ごすことが負担になることがあります。

そのため、今はハイスタイルをメインにしながら、体調やその日の状態を見てロースタイルを楽しむ、という方向に少しずつ変わってきています。

まだ完全にハイスタイルへ移行したわけではありません。

ロースタイルには、今でも好きなところがたくさんあります。

だからこそ、自分の体やキャンプの目的に合わせて、スタイルを変えていくことも大切なのだと思います。

詳しいメリットやデメリット、チェアやテーブルの選び方については、次の記事であらためて考えてみたいと思います。

ハイスタイル|「楽に過ごしたい」も立派な選択肢

ハイスタイルは、比較的高めのチェアやテーブルを使って過ごすスタイルです。

ロースタイルとは反対に、テーブルで食事や作業をしやすく、立ち座りもしやすいという特徴があります。

僕もキャンプを始めた頃は、ディレクターチェアとハイテーブルを使っていました。

その後ロースタイルも経験しましたが、両方を経験したからこそ分かったことがあります。

ハイスタイルは、正直楽です。

特に長時間座って過ごすキャンプでは、自分にとってどんな姿勢が楽なのかを考えることも大切だと思います。

これは、どちらのスタイルが優れているという話ではありません。

自分がキャンプで何をするのか。

どんな姿勢で過ごしたいのか。

そして、今の自分に合っているのはどちらなのか。

そうしたことを考えながら選んでもいいと思います。

僕自身も、以前はロースタイルを中心に考えていましたが、今はハイスタイルをメインにする方向へ変わりつつあります。

キャンプスタイルは、一度決めたら変えてはいけないものではありません。

ソロキャンプ|一人だからこそ、何をするかは自分で決められる

ソロキャンプは、一人で行うキャンプです。

一人分の荷物だけで済むため、人数が多いキャンプに比べて道具をコンパクトにまとめることもできます。

ただし、

ソロキャンプ=軽量・ミニマル

というわけではありません。

車で行くなら、好きなだけ道具を持っていくこともできます。

徒歩なら、必要なものを厳選する必要があります。

ロースタイルにすることも、ハイスタイルにすることもできます。

結局のところ、ソロキャンプで大切なのは「一人で何をしたいのか」ではないでしょうか。

僕がソロキャンプを始めたのは、コロナ直前の2019年頃でした。

家族がテントキャンプをしてくれなくなった。

でも、僕はキャンプをしたかった。

それで一人で行くようになりました。

僕は、キャンプ場で何か特別なことをすることはあまりありません。

食事をして、焚き火をして、あとはゆっくり過ごす。

日常で溜まったストレスのようなものを、キャンプで少しずつ抜いている。

僕にとっては、そんな時間です。

だから、ソロキャンプと焚き火は切り離せません。

少し大げさかもしれませんが、ソロキャンプでの焚き火はロマンだと言いたいくらいです。

もちろん、ソロキャンプの過ごし方は人それぞれです。

料理を楽しんでもいい。

写真を撮ってもいい。

読書をしてもいい。

何もしなくてもいい。

その自由さこそ、ソロキャンプの面白さだと思います。

僕のキャンプスタイルは、こうしてできていった

ここまで5つの視点からキャンプスタイルを考えてきました。

では、僕自身の場合はどうなのか。

現在、僕が最も多く経験しているのは、

ソロ+オートキャンプ+ロースタイル

という組み合わせです。

ただ、これを最初から決めていたわけではありません。

ソロキャンプを始めてからも、食事をして、焚き火をして、ゆっくり過ごすことが多かった。

そんな中で、キャンプを続けるきっかけの一つになったのが、コーヒーでした。

キャンプで飲むコーヒーを楽しみたくて、コーヒーミルを持っていくようになったのです。

前の記事でも書いたように、キャンプを始めるきっかけとは別に、「これがあるからキャンプに行きたい」と思えるものができると、キャンプとの付き合い方も少しずつ変わっていきます。

そして、こうした「キャンプでやりたいこと」が増えていくと、それに合わせて必要な道具も変わってきます。

僕の場合、オートキャンプを選ぶのは、好きな荷物を好きなだけ積んで出かけられるから。

ロースタイルになったのは、ロースタイルをやりたかったからではなく、気に入ったギアを集めていった結果です。

つまり、

「自分はこのスタイルでキャンプをする」と決めてからギアを買ったわけではありません。

キャンプを続けて、いろいろなギアを使って、その中から自分が気に入ったものを残していった。

その結果として、今のスタイルができました。

もちろん、いつでも同じではありません。

冬にはテントの中で過ごす時間が増えることもあります。

タープ泊をすることもあります。

車をサイトに横付けできない場所なら、荷物を減らします。

チェアやテーブルも、状況に応じて使い分けています。

焚き火で調理することもあれば、バーナーを使うこともあります。

そして今は、以前のようにロースタイルだけにこだわるのではなく、ハイスタイルも含めて、その日の自分に合ったスタイルを考えるようになりました。

そう考えると、僕のキャンプも「ソロ+オートキャンプ+ロースタイル」という一言だけでは説明できません。

そのときの目的や環境、そして自分自身の状態によって、少しずつ形が変わっています。

ギアを選ぶ前に、自分のキャンプを想像してみる

キャンプを始めるとき、最初にギアを調べたくなる気持ちはよく分かります。

僕もそうでした。

でも、ギアを先に決めてしまうと、

「このギアを買ったから、このスタイルでキャンプをしよう」

と、道具にキャンプの形を合わせることにもなります。

それが悪いわけではありません。

実際、僕自身も気に入ったギアを集めていくうちに、今のロースタイルになりました。

ただ、これからキャンプを始めるなら、まず一度、

「自分はどんなキャンプをしたいのか?」

を考えてみてほしいと思います。

一人で静かに過ごしたいのか。

家族や友人と楽しみたいのか。

焚き火をしたいのか。

料理を楽しみたいのか。

何もせず、ゆっくりしたいのか。

車で好きな道具をたくさん持っていきたいのか。

できるだけ荷物を減らして身軽に行きたいのか。

どんな季節に行くのか。

どんな場所で過ごしたいのか。

その答えによって、必要なギアは変わってきます。

そして、最初から完成したスタイルを決める必要もありません。

キャンプをしてみて、

「これは好きだった」

「これは意外と使わなかった」

「次はもっと楽にしたい」

そんな経験を重ねながら、自分に合うスタイルを作っていけばいい。

僕自身がそうでした。

そして、以前と今で僕のキャンプスタイルが変わってきたように、キャンプを続けていれば、生活環境や体の状態、キャンプでやりたいことによってスタイルが変わることもあります。

ギア選びの出発点は、「初心者なら何を買うべきか」ではなく、「自分はどんなキャンプをしたいのか」。

まずはそこから考えてみる。

その先に、自分に必要なギアが見えてくるのだと思います。

キャンプの始め方を考えるシリーズ関連記事はこちら

終わりはチャンス!今こそキャンプを始めよう
腰痛持ちのキャンプ考|宿泊が不安ならまずはデイキャンプから!快適に始めるおすすめギア構成
【疲れを思い出にしないキャンプギア選び】住環境に妥協しない

コメント

タイトルとURLをコピーしました