キャンプを始める理由は「好き」でいい。最初の一歩から自分のスタイルを見つけるまで

キャンプの始め方
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キャンプを始めたいと思ったとき、「まず何を揃えればいいんだろう」と考える人は多いと思います。
テント、寝袋、チェア、テーブル……。
調べ始めると必要そうな道具が次々に出てきて、キャンプを始める前から少し疲れてしまうこともありますよね。
でもキャンプを始めるきっかけは、道具を完璧に揃えることではなくてもいいはずです。

好きな景色を見たい。
焚き火をしてみたい。
あのテントを使ってみたい。

そんな小さな「やってみたい」が、キャンプを始めるきっかけになることもあります。
僕自身もキャンプを続ける理由のひとつに「これを外で使いたい」という気持ちがありました。
必要なものを揃えることはもちろん大切です。でも、それと同じくらい「これが好きだからキャンプをしてみたい」という気持ちも大切にしていい。
最初から自分のキャンプスタイルを決める必要はありません。
実際にキャンプをして、必要なものや欲しいものを少しずつ見つけていく。その先で、自分なりのキャンプの形ができていけばいいのだと思っています。


キャンプを始めるきっかけに、正解はない

キャンプを始める理由は、人によって本当に違います。
家族や友人に誘われた人もいるでしょう。
自然の中でゆっくり過ごしたくなった人もいるかもしれません。
動画やアニメを見て、キャンプそのものに憧れた人もいるはずです。

僕の友人には、『ゆるキャン△』をきっかけにキャンプを始めた人がいます。
彼が最初に手に入れたのは、中古のmont-bell(モンベル)ムーンライト2型でした。
作品に登場するテントを、実際に使ってみたい。
その気持ちが、キャンプを始めるきっかけになったのだと思います。
最初から理想の道具をすべて揃えていたわけではありません。それでもキャンプへ行き、少しずつ経験を重ね、今では年に何度もキャンプをしています。

「そのテントを使いたいからキャンプをする」という理由は、実用性だけで考えれば遠回りに見えるかもしれません。
でも、僕はこういう始め方もありだと思っています。

使ってみたい道具がある。
その道具を使うためにキャンプへ行ってみる。
それだけでも、十分に最初の一歩になるからです。


僕はコーヒーミルを外で使いたくてキャンプをしていた

僕にも似た経験があります。
Porlex(ポーレックス)のコーヒーミルを手に入れたとき、「これをキャンプで使いたい」と思いました。
朝の静かな時間に豆を挽いて外でコーヒーを淹れる。
その時間を想像するだけで、次のキャンプが少し楽しみになりました。
もちろんコーヒーを飲むだけなら自宅でもできます。
もっと手軽に飲む方法もあります。
それでも外で自分で豆を挽いてコーヒーを淹れることには、自宅とは違う楽しさがありました。
キャンプでは必ずしも効率だけが大切なわけではありません。

少し手間をかけること。
好きな道具を持ち出すこと。
その場所だからこそできる過ごし方を作ること。

そういうところにも、キャンプの楽しさがあります。
だから最初に気になったものがテントでも、ランタンでも、コーヒー道具でもいいのだと思います。
好きなものは、キャンプを始める理由になるだけではありません。
僕にとってのPorlexのように、キャンプを続ける理由になることもあります。


「好き」だけでなく、必要なものもある

ただし、「好きなものがあれば、それだけでキャンプができる」という話ではありません。
キャンプには、安全に過ごすために、好みとは別に考えておきたいものがあります。
たとえば季節や気温に合った服装、雨や寒さへの備え、暗くなった後に行動するための明かりなどです。
宿泊するのであれば、眠るための場所や、体を冷やさないための準備も必要になります。
こうしたものは、まず確認しておきたい「必要なもの」です。
一方で、気に入ったチェアやランタン、こだわりのコーヒー道具などは「欲しいもの」。
僕はこの二つを分けて考えておくと、道具選びが少し楽になると思っています。
必要なものを押さえたうえで、好きなものを選ぶ。
その順番なら「必要だから仕方なく買う」だけにならず、準備の段階から自分のキャンプを作っていけます。
道具を選ぶときの具体的な考え方については、別の記事で詳しくまとめる予定です。


実物を見て、自分の「好き」を探してみる

キャンプを始めようと思ったら、すぐに買うのではなく実店舗で実物を見てみるのもいいと思います。
テントなら写真だけでは分かりにくい大きさや高さ、生地の印象。
チェアなら座ったときの高さや背もたれの感覚。
テーブルなら実際に座った状態で使いやすいかどうか。
こうしたことは、実物に触れてみると分かることがあります。
気になる道具を見つけても、その場で買う必要はありません。
写真を撮ったり品番をメモしたりして、家に帰ってからサイズや使い方を調べてもいい。
そうしているうちに「これは本当に欲しいのか」「自分のキャンプで使う場面があるのか」が少しずつ見えてきます。
そしていろいろな道具を見ていると、自分がどんな形や色に惹かれるのか、どんなスタイルで過ごしたいのかも見えてきます。
実店舗へ行くことは、単に買い物をするためだけではありません。
自分の「好き」を探す場所として考えてみるのも面白いと思います。


最初から、すべてを買い揃えなくていい

キャンプ用品は種類が多く、調べれば調べるほど「あれも必要かもしれない」と感じます。
でも最初のキャンプに向けて、すべてを自分で買い揃えなければならないわけではありません。
デイキャンプから試してみる。
キャンプ場やショップのレンタルを利用する。
経験のある人に一部を借りる。
状態を確かめながら中古品を探す。
始め方にはいくつか選択肢があります。
ここで大切なのは「どうすれば一番安く始められるか」だけではなく、自分がキャンプを続けたいと思えるかを実際に確かめてみることです。
一度キャンプをしてみると、持ち物の優先順位も変わってきます。
地面に近いスタイルが落ち着く人もいれば、座り心地のよいチェアがないとくつろげない人もいます。
料理を楽しみたい人もいれば、手軽な食事にして、景色を眺めたり読書をしたりする時間を増やしたい人もいます。
最初から「自分にはこれが必要だ」と正解を決めるより、一度経験してから考えた方が、自分に必要なものを選びやすいと思います。
中古ギアを選択肢に入れる場合の見方や注意点については、こちらの記事で詳しく書いています。

終わりはチャンス!今こそキャンプを始めよう


キャンプをしてから、必要なものを知っていく

実際にキャンプをすると、「次はこれがあると楽そうだな」と思うことが出てきます。
夜に手元が見えにくかった。
朝の冷え込みが予想より強かった。
荷物を置く場所が足りなかった。
コーヒーを淹れる時間が思った以上に楽しかった。
こういう実感は道具の一覧を眺めているだけでは、なかなかわかりません。
そこで初めて、必要なものと欲しいものをもう一度考えればいいのだと思います。
不便だったことを解決する道具は、必要なものになっていくでしょう。
一方で、

「もっとゆっくり座りたい」
「明かりの雰囲気にもこだわりたい」
「お気に入りのテントで過ごしたい」

という気持ちは、欲しいものにつながっていきます。
必要な道具が、安心して過ごすための土台になる。
そして欲しい道具が、その時間を楽しみに変えてくれる。
僕はこの二つが一緒にあることが、キャンプの楽しさにつながるのではないかと思っています。


自分のキャンプスタイルは、あとからできていく

最初から「自分はこういうキャンパーだ」と決める必要はありません。
何度かキャンプをしているうちに、早起きしてコーヒーを淹れる時間が好きだとわかるかもしれません。
焚き火の前で長く過ごしたいと思うかもしれません。
あるいは設営を簡単にして、散歩や読書に時間を使いたいと感じるかもしれません。
そうやって実際に過ごしてみることで、自分が大切にしたいものが少しずつ見えてきます。
僕にとっては、Porlexのコーヒーミルを使うような小さな楽しみが、キャンプを続ける力になりました。
友人にとってはムーンライト2型を使って外で過ごすことが、その入り口だったのだと思います。
必要なものを少しずつ整えながら、好きなものも少しずつ増やしていく。
その積み重ねの先に、自分に合ったキャンプの形ができていくのだと思います。


まとめ

キャンプを始めるきっかけは、人それぞれです。
誰かに誘われたからでもいい。
アニメや動画を見て興味を持ったからでもいい。
自然の中で過ごしたいからでもいい。
そして「このテントを使ってみたい」「外でコーヒーを淹れてみたい」という、好きなものから始めてもいい。
もちろん安全に過ごすために必要な準備はあります。
でも最初から完璧な道具を揃えて、自分のキャンプスタイルまで決めておく必要はありません。
まずは自分が「やってみたい」と思ったところから、一歩踏み出してみる。
実際にキャンプをしてみれば、必要なものも、欲しいものも少しずつ見えてきます。
その中でお気に入りの道具が増え、いつの間にか「自分はこういうキャンプが好きなんだ」と分かってくる。
僕は、それもキャンプの楽しさのひとつだと思っています。


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