こんにちわ、楓です。
腰痛持ちのギア選び、第2弾です。
今回は腰痛持ちにとってもう一つの大事な要素、寝具について解説、考察していきます。
キャンプギアという性格上、どうしても寝心地抜群な寝具と言うのは難しくはなります。それでも最近は様々なギアが出てきたおかけで寝心地を重視したギアも増えていますし、選びやすくもなっています。
実際に試したギアや、経験上これなら良い!と思える寝具周りのギアを紹介していきますので、最後までお付き合いをよろしくお願いします。
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寝具ギアに求めるもの
そもそも寝具ギアに求めるものは何か?
大切なのは体の特定の部位に体圧が集中しないことと、腰を冷やさないこと。チェアと同様に腰へのあらゆる負担を軽減することが重要になります。
この点を考慮して寝具ギアを選んでいくと
1:コット(ハイタイプ)
2:エアマット(インフレートマット)
3:封筒型の寝袋
これらがベストな選択肢だと考えます。
それでは一つ一つ解説していきます。
ハイタイプのコット
いまや定番ギアになりつつあるコット。地面の凹凸や冷えから体を守り快適な寝心地をもたらすにもかかわらず、コンパクトに収納できるという夢のようなギア。
そんなコットですが腰痛持ちにとっては必須ギアと言えます。
とは言えコットも様々。以下に腰に優しいコットを選ぶポイントとその理由を明記します。
1:適度な張りがあること
体が沈み過ぎると腰に負担がかかります。ですから布に適度な張りがある事が重要になります。そういう意味では広げるだけの展開式のものよりも、組み立て式の方が腰痛持ちには向いているといえます。コンパクトに収納できるモデルが多いのも組み立て式の利点でしょう。欠点を挙げるならば組み立てに力を要するものがあることぐらいでしょうか。
2:安定性があること
寝返りを打った時にグラグラすると、やはり寝心地は悪くなります。安定感のあるものを選びましょう。そういう点で見るならばロースタイルのコットが向いていますが、最近は安定感の高いハイコットもありますし、好みに応じてハイ・ロー切り替えが出来るものもあります。
3:ハイタイプ
先の項目で安定性を求めるならローコット、と書きましたが腰痛持ちにとっては出来ればハイスタイルのコットを選びたいものです。なぜならハイスタイルのコットであれば横になるとき深く座る必要が無いため、寝たり起きたりするときに腰への負担を減らすことが出来るからです。
もちろんその分重量が嵩むことになりますが…
これらを考慮したうえでおススメできるコットを選ぶと
おススメモデル
WAQ 2WAY WIDE COT
まずはWAQのコットです。この2WAY WIDE COTは記事に耐久性と張りを兼ね備えた600Dポリエステルを使用していること、幅81cm長さ210cmとスタンダードなモデルと比べると幅広で十分な長さがあり余裕をもって寝られること、4本のレッグフレームの使用やA7075超々ジュラルミンを素材に使用することで高い耐久性と安定性を兼ね備えているにも関わらず重量を4.1kgに抑えていることが主な特徴です。またハイロー切り替えが可能だったり、レッグフレームの組み立てがレバー式になっていて組み立てやすくなっているのもありがたいです。価格も比較的手に入れやすい価格ですし、考えうる限りベストな条件を兼ね備えたコットと言えます。
[WAQ 2WAY WIDE COT スペック]
カラー | タン/オリーブ/ブラック/ベージュグレー |
サイズ | High:(約)W210×D81×H37(cm) Low:(約)W210×D81×H17(cm) |
収納時 | (約)W65×D20×H20(cm) |
重量 | (約)4.1(kg) |
素材 | シート :600Dポリエステル フレーム:A7075超々ジュラルミン |
[VENTLAX 2WAY ADJUSTABLE COT WIDE]
こちらのコットもWAQと同じような仕様となっていて、600Dポリエステルの使用や幅81cm長さ210cmのワイド設計、4本のレッグフレームとA7075超々ジュラルミン、重さは4.1kg、ハイロー切り替えが可能と…あれ?
寸分違わず全くスペック同じなんですけど気のせいですかねえ(汗
カラー | オリーブ/ブラック/コヨーテ |
サイズ | High:(約)W210×D81×H37(cm) Low:(約)W210×D81×H17(cm) |
重量 | (約)4.1(kg) |
素材 | シート :600Dポリエステル フレーム:A7075超々ジュラルミン |
エアーマット(インフレータブルマット)
コットに加えてエアーマットがあると安心感が増します。ここではコットとの組み合わせと携帯性を重視したいのでインフレータブルタイプのマットをお勧めしています。
ここでインフレータブルマットに求めるのは適度な厚みがあること。具体的には7cm~10cm程度の厚みがあれば安心です。インフレータブルマットは収納してしまえば円筒状になるのでさほど収納スペースも取りませんし、展開もバルブを開けて放置するだけと性能と使い勝手のバランスがとても良いと思います。
おススメモデル
[THERMAREST ラグジュアリーマップ]
高い性能で定評のあるサーマレストのラグジュアリーマップです。
7.6cmの厚みがありR値も6.0と断熱性も抜群なので冷えも気にならないでしょう。圧力がかかる部位はウレタンの密度が高められており、体圧を分散し快適な寝心地を実現してくれます。
唯一の欠点は価格の高さですが、その値段に見合った性能を持つマットです。
[Coleman キャンパーインフレーターマットハイピーク/シングル]
コールマンのインフレータブルマットです。R値が公表されてはいないものの厚みが10cmありますので断熱性は十分。バルブ部に工夫がされており、インフレータブルマットのネックになる撤収時の空気抜きが簡単に出来るようになっています。収納バッグは空気入れも兼ねているので、展開後に空気が足りない時の補助に使用することが可能です。
[WAQ インフレータブル式マット 8cm]
またまたWAQのギアです。こちらのマットは厚み8cm、一般的なねじ込み式のバルブになりますが、特筆すべきはその価格。公式オンラインショップでも6980円ととてもリーズナブルです。シングルサイズでもバルブが2つ付いていて、空気の入りが早いのもありがたいですね。またサイドにボタンが付いているので床への直敷であれば連結できる等、複数遣いがスタンダードなファミリー向けの機能があるのもGOODです。マット裏面が滑り止め加工されているのもありがたいですね。
[LOGOS 100セルフインフレートマット・SOLO]
最後はLOGOSのインフレータブルマットです。10cmの厚み、ダブルバルブとサイドにはボタンを装備とWAQと似通った性能になります。違うところはリバーシブル仕様になっていてかそれぞれで表面の色が違うところでしょうか。
価格面ではWAQの倍以上になりますが、LOGOSは直営店があるので実店舗で実物を見たり使用感を確かめることが可能です。
[おまけ]
少しでも荷物を軽くしたい。大きなマットを持っていくのはいやだ。でも寝心地は良くしたい。そんな方も少なからずいらっしゃると思います。そんな貴方におススメなのがロゴスの「40 コンパクトセルフインフレートマット・SOLO」です。
展開時の厚みは4cmで長さも125cmしかなく、大人が横たわると頭からお尻の辺りまでしかありません。それでも最低限の部位は守ることが出来ます。収納は2種類の方法があり、ロングなら直径14cm×長さ57cm、ショートなら直径18cm×長さ28cmとインフレータブル式のマットとしてはコンパクトにまとめることが出来ます。エアー式程のコンパクトさはありませんがバックパックに纏めることが出来る程度にはなりますので便利です。
寝袋
最後は寝袋です。
自分もマミー型の寝袋を持っているので解るのですが、保温を優先したマミー型の寝袋って思ってたより窮屈なんですよね。寝返りなんかもっての外。
腰痛が悪化した今、出来るだけ使用を避けたいタイプがマミー型です(笑
ある程度寝袋内に余裕がないと腰がつらくなるので、腰痛持ちには封筒型をお勧めしたいところです。寝袋2つ合わせは寝返りのし易さや窮屈感の面で有利ですが、コットに収まらない大きさになるのと防寒面で不利ですので、シングルで使うことをお勧めします。
寝袋を選ぶ際は適正温度が自分がキャンプするシーズン・場所で一番寒い気温-5℃程度を選べばまず大丈夫でしょう。寝袋の選び方に関しては別途記事を設けようとは思いますが、基本的には性能が良ければ良いほど価格は上がるものだと思ってください。
おススメモデル
[LOGOS 丸洗いウォーマーシュラフ・-6]
適正温度-6℃、抗菌防臭加工を施した生地を使用したLOGOSのシュラフです。襟元にネックウォーマーが付いていて、首元でボタン止めすることでネックウォーマーとして使用が可能です。これにより首元や肩口からの温かい空気漏れや冷気の侵入を防ぐことが出来ます。また使い方の自由度が高く簡易的な枕として使うことも可能です。封筒型でありながら冬でも暖かく安心して使える寝袋です。大型の洗濯機で丸洗いが可能なので清潔に使えるのも大きな特徴です。
欠点を挙げるとするなら中綿が化繊なので嵩張る事でしょうか。
まくら
枕も必需品です。あると無いとでは大違い負担のかかり具合が段違いです。キャンプ用の枕も様々ありますが、やはりインフレータブルタイプの枕をお勧めします。中の空気量を調整することで枕の高さを変えることが出来、より快適に使用が可能になります。
僕はロゴスのインフレートマルチクッションを丸めて使用しています。このクッションは結合用のボタンが付いているので、丸めた状態でボタン止めが可能になり枕として使用が可能なのです。寝るまではクッションとして利用し、寝るときは枕として使用と便利に使用できます。
あとがき
いかがでしょうか?
寝てるときは一番筋肉が弛緩しているので、その間にかかる負荷や負担がダイレクトに来ます。ですのでせめて寝床ぐらいは出来る限り快適にしたいものですよね。
この記事が少しでも腰痛持ちキャンパーさんの参考になれば幸いです。
それでは。
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