こんにちわ、楓です。
腰痛持ちのギア選びもチェア、寝床に続きテントの解説になりました。
一人の腰痛持ちとしてテントに求めるのは十分な高さと広さいわゆる居住性です。もちろんそこに軽さが加われば言うことはないのですが、テントにおいては居住性と軽量は相反するものだと思います。
ですのでここでは「軽量・コンパクト」なテントは除外して話を進めていきます。今まで紹介したギアが使えないですしね(大切
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前提条件をおさらい
と、言うわけで前提条件として腰痛持ちが気をつける点をおさらいです。
腰痛の原因にもよりけりですが、腰に負担をかけない姿勢・環境が重要です。
重量物の上げ下げももちろん負担がかかりますが、数年前までのブームのおかげでサイトへ横付け可能なキャンプ場が増えています。ですので重量物を人の手で運搬するのは比較的短い距離で済むと考えても差し支えないでしょう。それよりも腰に負担がかかるような姿勢が続く方が問題です。
ここ数年のブームでロースタイルが主流になっています。確かに格好いいですし僕も憧れたことがありますが、一方であぐらをかくように座り猫背で過ごすというのは思いの外腰が辛いものです。同様な理由でローチェアも辛かったりします。
いままでもそれを考慮したうえでギアを選んできました。今回のテント編でも、変わらずこれらを前提としたうえでテント選びを進めていきます。
テント選びの条件
では腰痛持ちキャンパー向けのテントとは、どんな条件が必要なのか?具体的に挙げていきましょう。
設営・撤収の容易さ
テントの設営はキャンプで一番の重労働です。できれば短時間で簡単に設営・撤収できる構造のテントが理想的です。
ここに気をつけることでかがむ・重いものを持ち上げるといった、一番負担のかかる動作を減らすことができるようになります。
内部空間の高さと広さ
テント内で腰をかがめる頻度を減らすため、座った際に頭が当たらない程度の高さがあることや、着替えや荷物の整理がしやすい十分な広さがあることが望ましいです。
またこれまで選んできたギアを活かすためと、屈まずに過ごせる空間を確保するため、なるべく天井が高いテントを選びましょう。
以上のような条件を踏まえたうえでテントのタイプを考えると、ポールが少ないワンポールテントや、シンプルなフレーム構造のドームテント、ワンタッチで設営できるタイプなどが挙げられます 。
次は具体的なモデルを見ていきましょう。
おすすめテント ソロ
[Coleman ツーリングドームST ]
定番中の定番ソロテント、ツーリングドームSTです。室内高は100cmなので室内で立つことはできませんが、210×120(cm)の室内はソロで使うには十分な広さを誇ります。ハイコットの使用は難しいですが、ローコットとインフレータブルマットの併用で快適な寝室を作り上げることは出来そうです。また出入り口のキャノピー部を別売りのポールで跳ね上げることで、背の高い前室を作り出すことが出来ます。
シンプルなドームテント故に設営も簡単なのも腰痛持ちには嬉しいポイントですね。
[ogawa ステイシー ST-II ]
こちらも定番中の定番、ogawaのステイシーST-Ⅱです。寝室部のサイズ感は前出のツーリングドームSTとほぼ同じですがこちらは標準で前室が付きます。収納時は非常にコンパクトになるのでライダーからの支持も高いテントです。
こちらもロースタイルコットが使える広さがあります。
[BUNDOK ソロティピー1TC ]
設営が簡単なワンポールタイプのソロティピーテントです。サイズ感は比較的標準的。出入口部を跳ね上げる独特なスタイルをとることも可能です。TC素材を使用しているのでやや重さがあるのが難点。
上記2点のテントに比べインナーテントの奥行きがやや狭いので、ワイドコットは使用が難しそう。
[WAQ Alpha T/C SOLO DX ]
コスパに優れたギアが特徴のWAQのティピーテント。こちらはワンポールではなく二股のポールで設営できる為、非常に室内を広く使えるのが特徴です。
他にも薪ストーブ用の煙突穴があったり、多彩なフラップアレンジが出来るなど使い勝手のいいテントです。
サイズは300×300×180(cm)で、中央部なら大人の男性が立つことの出来る高さがあります。付属のインナーテントのサイズは290×150×170cmです。
[tent-Mark DESIGNS サーカスTC コンフォート ソロ]
最後はテンマクのサーカスTC コンフォート ソロです。室内高は最大で2.3mあり、かがむという言葉とは無縁です。ハイスタイルのギアを置いても頭上には十分な空間があります。コットも然り。最大の特徴は前室となる空間があること。TC素材のテントなので夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことが出来ます。弱点はペグを含む総重量が11.28kgあること。一時期の安売りの際に入手しましたが、手放せない1軍テントとなっています。
熱田野営具さんというサードパーティーがサーカスシリーズで使えるオプションの様なギアを出しているので、使い勝手を拡張できるのも面白いです。
おススメテントファミリー
ご覧の通りここまでソロを中心としたテントをピックアップしました。ファミリーキャンパー向けで考えるなら、やはり2ルームテントがベストでしょう。出来れば室内高が180cm以上ある方が好ましいですね。
各社から様々な2ルームテントが出ていますが、個人的にはロゴスのTradcanvas PANELオーニングドゥーブルXLをおすすめします。
他メーカーと同じくよくある典型的な2ルームテントです。ロゴスの2ルームテントは初心者でも設営しやすい構造になっているのが特徴です。エアレーションも十分ですし様々なオプションで使い勝手を向上できるのも魅力です。なによりテント内の室内高が170cmあるうえ、頭頂部がやや幅広に作られているので、数値以上の広さを感じることができます。リビングルームも180cmの高さがあるので腰への負担が大きい動作を少なくすることが出来るでしょう。
もちろん他メーカのテントが駄目なわけではないです。ただ一つ気をつけてほしいのはリビングルームやテント内の高さが170cm以上のものを選ぶようにしてください。それ以下では立ち上がった際にかがむ姿勢を取る必要があり、腰への負担が増えるためです。
最後に
いかがでしたでしょうか?腰痛持ちでも快適にキャンプが出来るテントを考えて見ました。腰痛持ちがキャンプギアを選ぶ際に気をつけるべきは、重さよりも姿勢です。なるべく低い姿勢を避けることで腰に負担がかかり続けないようにすることが重要です。もちろん重たいものにも気をつける必要はあるのですが、意識しないうちにかかり続ける負担のほうが怖いと僕は感じています。
またキャンプのスケジュールも時間的に余裕があるように立てましょう。余裕のないスケジュールの中で慌てて動いても碌なことがありませんから。
今後も「これは!」というギアがあれば紹介していこうと思います。
それでは。
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