今更ながらのIGT

キャンプギア
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こんにちわ、楓です。

最近よく見かけるようになったギアの一つにスノピのIGTがあります。豊富なオプションと高いカスタマイズ性がウケ、今や業界標準となっています。

今回はそのIGTの解説です。他メーカーが出している互換テーブルも含めてお半視しますので、是非最後までご覧ください。

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そもそも「IGT」とは?

IGTとは「アイアングリルテーブル」の略称で、2000年代初頭にスノーピークが開発したシステムです。それまでスタンドにツーバーナーを載せるスタイルが主流だったキャンプシーンに、「家のキッチンのような快適さと、安定感をアウトドアに」というコンセプトを持ち込んで開発されたようです。

IGTの最大の特徴は、「360mm × 250mm」という共通のサイズ規格(1ユニット)です。

このサイズに合わせて作られたバーナー、天板、収納ボックスであれば、パズルのように自由に組み替えることができます。

現在では、スノーピーク以外のガレージブランドや海外ブランドもこのサイズに合わせた製品(いわゆるIGT互換品)を多数リリースしており、ファミリーだけでなく自分なりのスタイルにカスタマイズしたいソロキャンパーなど、幅広いしタイルに受け入れられたことで、近年互換品の数も増えつつあります。

 IGT規格テーブルのメリット・デメリット

メリット

  1. 圧倒的な「スッキリ感」
  • バーナー(コンロ)がテーブルとフラット(平ら)になるため、テーブルの上が広く使えます。また、調理中に鍋の位置が高くならず、安全で楽な姿勢で料理ができます。
  1. 自由自在なレイアウト
  • 「今日はソロだからコンパクトに」「次回はファミリーだから広げて」など、シチュエーションに合わせて形を変えられます。立って料理するハイスタイル、座ってくつろぐロースタイルも脚の長さで変更可能です。
  1. 資産価値と互換性
  • 「1ユニット」の規格さえ合えば、メーカーの垣根を超えて自分だけのカスタムが楽しめます。特に純正品はリセールバリュー(再販価値)も高い傾向にあります。

デメリット

  1. 重い・かさばる
  • 頑丈さと引き換えにフレーム自体に重量があります。当然ですが軽量化を主体とするキャンプや徒歩キャンには不向きです。またパーツが分割されているため嵩張るのもデメリットです。
  1. コストがかかる(通称:IGT沼)
  • フレーム、脚、天板、バーナーと全て別売りのケースが多く、一式揃えると高額になりがちです。こだわり始めると止まらなくなるため「沼」と呼ばれています。特に最近は中華メーカー等も積極的に互換品を展開しており、底が知れない状況になっています。
  1. 組み立ての手間
  • 大半のパーツが分割されており、開くだけで使えるというわけにはいきません。当然ですが組み立てが必要になります。

おすすめのIGT(と互換)テーブル

[Snow Peak エントリーIGT]

安心、安定の純正品。天板とフレームがセットになっており脚も一体型で組み立てやすい。公式ストア、各ECサイトでも定価にて即納可能な状態が続いています。以前のような品薄感はなく、最も入手しやすいモデル

・公式サイト価格:¥23650

[Snow Peak IGTアイアングリルテーブル フレーム(CK-149)]

システムの本丸であるベースフレーム。これに自分の好みの高さ(脚の長さ)を選び、拡張用のテーブルを連結していくのが楽しみであり人気の一因です。純正品故在庫は潤沢で、各ECサイトでも即納可能。

公式サイト価格:¥17600(フレーム)、¥5000~¥10000(脚、種類による)

[RATEL WORKS ウッドパネルテーブル120]

爆発的な人気を誇る互換テーブル。天然木の天板とアルミフレームの質感が良く、収納バッグを含めてフルセットになっている為、純正品と比べてコスパが高いのが特徴。人気ギアであるため公式サイトでは完売や予約待ちになることが多いようです。確実に入手したいのであれば再販情報を入手するのが確実で、公式SNSやメルマガなどで入荷通知を受取るのが良いでしょう。

公式サイト価格:¥22880

[Naturehike IGT対応アウトドアテーブル]

皆様おなじみ。中華メーカーNaturehikeのテーブルです。天板が木製のロールトップになっているのが特徴です。入手に関しては比較的容易で、大型セールの時などは1万円台前半まで値下がりすることもあります。

公式サイト価格:¥17990

[FUTURE FOX ジュニアコンパクトバーナークッキングテーブル]

FUTURE FOX製のテーブル。IGT規格と明言はされていないものの、フラットバーナーの装着が可能なことから準拠しているものと思われます。「SOTO ST310」が装着可能な天板はよく見かけますが、こちらは何とイワタニのジュニアコンパクトバーナーを装着可能な天板が付属しているのが特徴。セール時は1万円台中盤の価格まで値下がりすることもあります。入手も比較的容易。

おすすめユニット

[Snow Peak フラットバーナー]

定番中の定番。一時期は人気で入手が困難になり転売が横行したが、現在は多くのショップで購入が可能。シンプルな構造で分解しやすいため清掃が簡単です。またOD缶を使用するため火力が高いので、調理面でも困ることは無いでしょう。互換テーブルを買う人でも、バーナーはコレを選ぶ人が殆どの様です。

公式サイト価格:¥14520

[SOTO ST-310/ST-340および対応天板]

フラットバーナーと同じぐらい対応天板が多いバーナーが、このST310/ST340です。軽量コンパクトなバーナーで火力も高く、それでいて使用する燃料が、入手しやすいCB缶なので、コスパも抜群です。マイクロレギュレーターを装備していて火力低下を起こしにくいのも特徴。これを装備できるIGT互換天板が多く出ているので選択肢が多いのは利点です。対応天板を標準装備したIGT互換テーブルもあります。

公式サイト価格:¥7480(ST-310)/¥9790(ST-340)

[NEOROSS IGT天板]

NEOROSS(ネオロス) IGT天板 イワタニ ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB 対応
created by Rinker

ジュニアコンパクトバーナーを装着できる、数少ない貴重なハーフサイズの天板。こちらは実際に購入したので、後日ジュニアコンパクトバーナーの装着感を含めてレビューします。

Amazon価格:¥2980

[Snow peak ステンボックスハーフユニット]

調味料やカトラリー等を収納できるステンレス製のボックスユニット。テーブル状をすっきり使うのに役立ちます。

[Snowpeak メッシュトレー]

洗った食器などを乾かす籠として使用可能なメッシュのトレー。1unit、ハーフ、浅型、深型等様々なサイズがあるのでお好みに合わせて。

公式サイト価格:¥6600(1unit深型)/¥5280(1unit浅型)/¥6820(ハーフ深型)/¥5830(ハーフ浅型)

他にもまな板として使える木製の天板や、装飾が施された天板、ゴールゼロを装着しライティング出来るアクリル天板など、様々な天板が販売されているので自身のスタイルに合わせたギアを探してみるのも良いでしょう。

まとめ

IGT規格のテーブルは単なるキャンプテーブルではなく、自分自身の好みにカスタマイズできるキッチンテーブルです。最近はソロキャンパーを中心に、アルミコンテナ等を自身の好みにカスタマイズして使うのが定番になりました。IGTももともと持っていたカスタマイズ性が認められたことで、この潮流に乗った感じもあります。最初は重さや価格にためらうかもしれませんが、この自由で幅広いカスタマイズシステムを体験してしまうと、もう普通のテーブルに戻れない魅力があるのも確かです。まずはエントリーIGTや、コスパのいい互換テーブルから始めてみてはいかがでしょうか?

それでは

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